ワクチンで予防できる病気(犬編)

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1、ジステンパーウイルス感染症:元気消失、食欲低下、発熱ともに呼吸器症状(鼻汁、咳、異常呼吸)、消化器症状(下痢や嘔吐)、神経症状(顔面のけいれんやチック症状、間代性硬直性けいれん)がみられる。

抗ウイルス薬はなく対処療法しかない。人のインフルエンザ脳炎(小児インフルエンザ)

のように髄膜脳炎?神経症状の後遺症を残すため安楽死になることもある。

2、犬伝染性肝炎:

発熱、虚脱、腹痛、消化器症状(嘔吐、下痢)、角膜混濁(ブルーアイ)を起こし、慢性肝炎になる。DICをおこした時は輸血が必要になることがある。

長期間にわたり腎(尿)からウイルスを排泄するため周りの犬にも伝染する。

3、レプトスピラ感染症:海外動物からの感染例が増えている。ネズミよりうつる。

1)甚急性型:敗血症、DIC症状などショック症状にて多くの場合が死に至る。

2)亜急性:1の症状に加えて腎不全、肝不全、黄疸、舌壊死などの症状を引き起こすもの。

3)1,2より生き抜いたものは保菌者となり、排菌をする。人にも感染するため、届出が必要となっている。

4、犬パルボウイルス感染症:生後3-8週令では心筋炎型にて心臓発作を起こし突然死に至ることもある。8週令以降では腸炎型にて血便、白血球減少症(免疫低下)がみられる。早期に適切な治療を行わないと脱水症状でなくなることもある、こわーい病気です。

5、犬コロナウイルス感染症:単独感染での死亡率はきわめて低いもののほかのウイルス感染症や寄生虫、細菌などと混合感染した場合は重症となって入院治療が必要となることがある。

6、犬パラインフルエンザウイルス感染症:犬の伝染性気管気管支炎(いわゆるケンネルコフ)の原因となるウイルスの一つ。上部気道炎、発熱、発赤、鼻水などの症状を示す。他のウイルスと混合感染すると死に至ることもある。