ペットの誤食(誤飲)

・家族と同じ部屋(リビング)や散歩道(特に花火やお祭りの日)、ドッグランには危険がいっぱい。どんなに気を付けているつもりでもついつい飲み込んでしまうことはあります。

・動物さんが食べてしまうと危険なのもののリストを下に書いておきます。万が一食べてしまったときは無理に出そうとはせずに、その場で動物病院に連絡しましょう。

・かかりつけがお休みや夜間だからといって翌日までまつかたがいますが、危険です。早期に治療しないと命を落とすこともありますので、近隣の病院や夜間病院を利用しましょう。

・また、自宅ではかせようとする行為は非常に危険です。動物さんは人間の赤ちゃんと同じです。無理をしないで専門家に相談しましょう。

1,糸やひも状のもの

2,ゴムまたは、ゴムボール、おもちゃ、ぬいぐるみ

3,人の医薬品(バファリンで猫は死んでしまいます)、化粧品、日焼け止め

4,竹串(焼き鳥の串)、画びょう、アイスの棒、針

5,保冷剤、たばこ、乾電池

6,靴下、タオル、お父さんのTシャツ、カーテン、ティッシュペーパー、ボタン、

7,ヒヅメ、ガム

8,観葉植物(ユリ、ポインセチア、シクラメン、チューリップ)

9,人の食べ物(おかしら、マヨネーズ、生クリーム、チョコレート、焼き肉のたれ(にんにく、玉ねぎエキス)、ポテトチップス

フェレットさんの病気

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ジステンパー

・高熱、咳でのイメージが強いがフェレットさんの場合食欲不振、元気がない、ハードパット(肉球が固くなる)などの症状で来院することが多いです。

・フェッレットさんはもともと人間のインフルエンザのための実験動物として使用されていたので人間のインフルエンザがうつりやすいのです。

・感染者がいたらまず安全なところにフェレットさんを映す(隔離する)が必要です。

・多頭飼育は特に要注意!他のフェレットさんとの接触も避けたほうが無難です。

胃潰瘍?緑色下痢症

・ヘリコバクターが原因。吐き気、黒色便を示す。抗生物質(メトニダゾール+アモキシシリン)で治療する。後述の異物との見分けが必要です。

異物

・フェッレトさんは床に近いところを移動するため、知らず知らずのうちに、ほこりや髪の毛などを飲み込んでします機会が多いです。

・若いうちは猫用の毛球緩下剤(ラキサトーン)や水分補給で回復することもありますが、繰り返し飲み込んでいるとぐったりする、食欲が落ちるなどの症状をおこし、手術(胃切開、腸切開)が必要になることが多いので要注意です。

・おかしいなと思ったら病院に連絡しましょう。初期ならバリウムなどで異物を流してしまいましょう。

好酸球胃腸炎

・はっきりしない胃腸炎を繰り返す。ステロイドで症状が改善するが障害治療が必要となる。後述のリンパ腫との鑑別が重要となります。

リンパ腫

・症状は元気消失、食欲低下で来ることが多い。リンパ球が増加、縦隔や腸管、脾臓に腫瘍(肉腫)ができる。基本的にステロイドや抗がん剤で治療する。外科的切除は腸閉塞や狭窄がひどくて必要ならば補助的に行うこともある。

巨脾症(脾腫)

・フェレットさんではよくみられる症状です。通常血液は骨髄にて作られるがフェレットさんは髄外造血と言って脾臓で血液を作ることがあるからです。

以下のものとの鑑別が必要です。

1、リンパ肉腫

2、胃腸疾患

3.心筋症

4、血管肉腫

5、アユーシャン病

6、脱毛

・不妊・去勢済みなら95%が副腎腫瘍。尾っぽだけなら、季節性脱毛(夏から秋にかけて)や脊索腫(良性の腫瘍)のことも多い。

インスリノーマ(B細胞アデノーマ)

・副腎腫瘍と併発することが多く睡眠が深くなり、動きが緩慢になり、発作(特に空腹時)を起こすこともある。食事を糖分ではなくタンパク質中心に切り替える、手術で一部?全部切除するなどの治療がある。

副腎腫瘍(クッシング)

・フェレットさんでは脳(下垂体性)ではなく、副腎ホルモンが副腎(末梢)から以上に出てしまう病気。脱毛、皮膚、かゆみ、皮膚が薄くなるメスの外陰部腫脹、乳腺の発達(雌性化)オスの尿道閉塞(前立腺肥大)を起こす。

・外科的切除よりもリュープリンなどのホルモン抑制剤で治療することが多い。

外耳炎

・耳ダニが原因のことが多い。耳掃除+セリューマイトやレボリューションで治療する。

ミンクのアリューシャン病

・ミンクでは腎臓や動脈炎を起こすことがフェレットでは症状を示すことがまれで、体重減少?削痩、後肢麻痺、震戦(ふるえ)を起こす。確定診断はPCRによるが効果的な治療法がないのが残念です。

ブルーフェレット症候群

・内分泌(ホルモン)の関連で発毛時に皮膚(毛嚢)が青くなること。かつては病気と思われていたが、病気ではないため特に治療も必要ない。

犬糸状虫症

・右心室、肺静脈にフィラリアが入るとフェレットさんは心臓が小さいために犬より症状が重く、発咳?気管支炎、腹水、肝腫大または突然死する。

・予防薬は、消化時間が短い動物なので錠剤やチュアブル(お肉タイプ)では吸収不良になることもあるため、粉剤や滴下薬のが適していると思われる。

尿石症

・ドライフルーツなどのおやつばかり食べているとストラバイト結晶ができ、膀胱炎になることもある。

ペットと海外へ

外国へ犬、猫、どうぶつさんを連れていくときは、
簡単にいうと、検査機関の発行する検査結果証明書にそって獣医師が記載をし、動物検疫所にて出国時の検査をうけ、英文の輸出検疫証明書を発行してもらいます。最後に相手国の入国許可がおりれば入国できます。
*この時、日本を出るための条件と相手の国に入るための条件をクリアする必要があります。申し込み用紙や形式は変わることが多いので必ず最新の情報で確認するようにしましょう。
では、何からはじめたらいいのでしょうか?よくある質問を記載しておきます。

1. 日本の動物検疫所に確認しよう。
(出国条の一例として以下の記載をします) 狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ症)についての検査及び輸出検疫証明書が必要です。事前(出国7日前まで)に動物検疫所で輸出検査申請書を提出するか、動物検疫検査手続電算処理システム(ANIPAS)が必要です

2.入国するための条件を確認しよう。
日本にある相手国大使館(外部リンク)か、相手国の動物検疫機関に相手国に入国するための条件を確認しよう。 (入国条件の一例として以下を記載します)

3.かかりつけの獣医さん相談しよう。
1.マイクロチップを入れよう(全ての処置はマイクロチップをいれてからでないと無効になることが多いです)

?2.狂犬病の予防接種 を確認しよう(1年以内にうっていないと、1回目をうってから1ヵ月後に2回をうち、その2週間後の血液検査(抗体価測定)が必要なこともあります。また、検査結果は採血日から2年間有効です。それ以降は日本に戻ってくるときに再び手続きが必要です)

?3.ジステンパー、猫白血病など混合ワクチン予防接種 (入国条件として犬なら8種、猫なら5種が必要な国が多いです。全文英語でないと受け入れない国もあるので注意しましょう)

?4.外部寄生虫(ノミ、ダニ)、内部寄生虫(回虫、条虫、鈎虫など)の駆虫薬投与を確認しよう 。(渡航の何日前にと指定があることがあります。)

?5.血清検査を確認しよう(検査機関や検査方法の指定があることがあるのでよく確認しよう。場合によっては海外に血液を送って、証明をとるのに2週間以上かかることもあります)?

6.輸送にたえうる健康診断証明書をかかりつけ獣医さんに頼んで用意しておこう。?

7.在住(期間)証明 をとろう。?

8.輸送ケージや輸送方法の確認をしておこう。ケージはどうぶつさんに苦痛を与えず安全に輸送するもの、つまり、自由に立つ ・座る ・寝る ・回転することができる大きさで、換気に十分な通気口を有し、通気穴や網目から鼻先や手足が出ることがなく、逃亡防止の機能を持ったものを用意してください。

最後に最も大事なことをいくつか記載しておきます。
1. 入国、出国の条件はすべて個人で確認し、用紙(フォーム)を自分で集めなくてはなりません。

2. どうぶつさんの渡航代行会社もありますが、どこまでやってくれるのかよく確認し申し込んだほうがいいです。場合によっては審査には関与せず、運搬のみということもあります。

3. 当然のことですが証明書にはすべてお金がかかります。

4. 最短でも2ー3ヵ月、長いと半年以上準備にかかります。

5. 関係書類の内容に不備がある場合、最長180日間の係留検査が必要になります。

6. 老齢、病弱、妊娠中、授乳中、既往症がある、投薬中、ケガをしているようなどうぶつさんは輸送や相手国での係留検査には適しません。

以上をふまえて、少なくとも自分で用紙を集められない(集めている時間がない)、英語での申し込み用紙や記載事項の確認ができない方や、一時的な旅行にどうぶつさんを連れていきたいという方にはあまりお奨めできません。日本国内で過ごしたほうがどうぶつさんにとって、しあわせな場合もあります。ご家族やかかりつけの獣医さんによく相談をしてみましょう。

当院は代行会社ではありませんが、資料を持参していただける方には書類を用意致します。なかなか時間がないから、、、という方は、どうぶつさんの渡航代行会社へお問い合わせください。
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しつけカウンセリング

当院ではしつけカウンセリングを行っています。 診療内ではカバーしきれないしつけについてのお悩みを、時間をとって一緒に考えていきます。 問題行動は時間が経過すればするほど治療が難しくなります。 又、年齢を重ねるとそれだけ問題が複雑化する傾向があるため、病気同様早期発見 早期治療が非常に重要です。 一緒に生活する中で何かご心配な事があれば一度ご相談ください。

●病院内でいつでも下の本が読めますよ。

犬のきもち
http://pet.benesse.ne.jp/pets/dog/index.html


猫のきもち
http://pet.benesse.ne.jp/pets/cat/index.html

お盆、夏休みのペットホテル受付中!

お子様をスタッフが愛を持ってお世話します。
部屋(ケージ)に限りがありますので、ご予約はお早めにお願いします。
冷房完備、一日2回の散歩付きです!
先ずはお気軽にお問い合わせ下さい。

フィラリア予防

6月からは6ヶ月効果がつづく「SR注射」がお得です。
価格は以下の通りです。

体重1ー3.8kg →¥4,600
体重3.8ー7.6kg →¥5,900
体重7.6ー15.1kg →¥9,500
体重15.1ー30.1kg →¥13,700
体重30.1ー68kg →¥17,900

フィラリアに万が一感染していると注射は打てません。
注射希望の方には、必ずフィラリア抗原検査代2,000円が別途必要となります。

しのざき動物病院ニュース

1) フィラリア前線上昇中
2013年4月末現在、フェラリアに感染犬は15頭います。子供のインフルエンザのように近くにかかっている子がいると感染してしまいます。フェラリアは毎月1回必ず12月mで予防しましょう。

2) 忘れていませんか?狂犬病
江戸川区で狂犬病を接種していないで、殺処分となった犬がいます。狂犬病予防は法律で義務づけられています。6月末まででしたら当院で登録の代行を無料で行っています。

3) マダニは殺人鬼です。
人がマダニにかまれると高熱がでて血が止まらない(SFTウイルス)にかかると死に至ります。ペットさんからうつされないようしっかり予防しましょう。

アドバンテージハート 特価

(5-8月末まで、在庫がなくなり次第終了です。)
※フィラリアとノミが同時予防できる滴下薬です。
体重      当院通常価格   キャンペーン特価
1ー4Kg    ¥1520      ¥1260
4ー10Kg   ¥2200      ¥1700
10ー25Kg  ¥2880      ¥2000

マダニ予防にはフロントラインプラスをご利用ください。

予防サポートキャンペーンの実施

当院では2013年より「予防サポートキャンペーン」を試験的に
導入致します。キャンペーン期間は2013/02/01?2013/05/06です。
■今年のキャンペーン内容
?フェラリア予防薬8ヶ月セット処方にて\800割引。
?フェラリア予防薬9ヶ月セット処方にて\900割引、さらに「1年間有効な混合ワクチン\1000割引クーポン」または「フィラリア抗原検査\1000割引クーポン」がついてきます。
?ノミ・ダニ予防のフロントラインプラスは1箱(6本)セット処方にて\600割引となります。

詳細はお問合せください。フェラリア予防薬の処方は3ヶ月以上飲んでいない子の場合には血液検査\3000?\3500が必須となります。
当院における2012年度フェラリア感染犬は12頭(うち死亡2頭)でした。皆さんで協力して病気のない地域をつくりあげてください。
今年度(2012年)の11月または12月までの予防をしっかり忘れずに行うように協力御願いします。